埼玉での有機農業の発祥の地 霜里農場で研修です
農業で扱う植物も、造園で扱う植物も同じだってことを最近感じます
有機農業の技術を造園に取り込んでいくため研修に参加しています
造園工事はどうしても建設残土や現代土木と向き合わなければなりません
それには土壌改良をして団粒構造を人工的に作り、さらに空気と水の流れを作る必要があります
写真は金子さん流有機農法で作られたコシヒカリです 土壌改良のプロです
化学肥料など使わず完熟堆肥などで土づくりをします
土の中の環境が出来てしまえば病気や虫の被害もなくなりいずれは肥料すらいらなくなるそう
自然栽培みたいですね
どうせならこんな安全なコメを食べて病気にならずに元気にポックリが理想的とおしゃってました^^
下の写真はあるお宅のお庭での実験で部分的に 杜の園芸矢野さん流大地の環境改善
宅地外周はコンクリート擁壁で四方を囲まれてしまっている
造成で使われたのは建設残土でガラなども混ざっていて感覚的に良くないとわかるほどの土
造成時に重機や転圧機械でかなり締め固められており機械がないと掘れない状態
締固められ過ぎていて土が単粒構造になってしまっている
擁壁には水抜きがあるが締固められ過ぎていて水も空気も土中内で循環出来ない
本来であれば樹木が入ってこれる環境にはまだないが無理やり植栽されたため樹木たちは瀕死
改良のためにもみ殻が土の表面に散布されているが土壌生物がいない土壌ではもみ殻は分解されにくい
本当に良くするのであれば改善方法としては
金子さん流土壌改良で土を団粒構造に+矢野さん流大地の環境改善を全体に施し土中の水と空気
が流れだし樹木が健全に根を張りだせる 配植も見直す必要があるし、あと必要なのは愛情^^
直接のお客さんではないからあまり口出しはできないが…
人間のエゴにより生きていくのが困難なな環境に植えられたしまった樹木たちは苦しいし辛いだ
ろう…
僕たち造園屋は植物たちがより健全に健康に気持良く育っていけるように環境を整えてあげなく
てはならないと思うし、デザインやら石積の技術なんかより遥かに大切に考えなくてはならない
ことだし勤勉に探究するべき