ついでに金沢21世紀美術館にもよってきました
こちらはフランスの植物学者パトリック ブランが手掛けた垂直の庭です
これほど美しく多彩な植物が混色され生物多様性に富んだ壁面緑化は他にありません 僕も大ファンです
しかも植栽基盤も非常に簡素なんです 下の写真で紹介しますよ
ブランの植栽パターンはプラントシークエンスと呼ばれ、視覚的特性・生理的特性・概念的特性
を考慮して配置されています(色・形・質感・光・水・温度・原産地・自生地など)
大きく成長する低木や日向が好きな植物が上部へ草がその下になり光や影も考慮され森林の階層構造に似ています
視覚的・概念的・さらに動植物の生態的な意味も込められている植物学者ならではの壁面緑化でシビレます
こちらはパトリックブランが手掛けた別の現場です 昔撮った写真がありましたのでご紹介します
植栽基盤は3層構造になっています
鉄骨でフレームを組み、フェルトを二重にしてその間にビニールネットを挟み込み補強してます
手前のフェルトに植栽する切れ込みを入れて植栽します 灌水は常時行われていて水がしたたります
なんともシンプルなシステムで見た当時は感動したものです
やはり植物は空気と水があれば生きていけるようです 多少養分を混ぜるのかもしれませんが
中にはもともとの土が少々入っています