芝生が何回張っても根付かないとのことでご連絡頂きました
新築から何年もたっていますが、他の業者さんにお願いしてもうまく活着せず困っているとの事でした
我々の仕事は、その原因を発見して取り除くことです
現地調査では、造成された土地で、造成時に締固められ地面が呼吸出来ず水が溜まり排水が悪い状況が見て取れました
水と空気は、一体で動くので水が溜まるということは空気も滞っているということです
根の周りは空気の流れがとても大事なので、土中で空気が流れなければ地上部は調子が悪くなります 植物は水と空気が大事です
という事で環境改善を行います
まずは、わずかに残った芝生をはがし、排水が良くなるように真ん中を高くします
次に水脈と縦穴とトレンチを掘り排水管を埋設します
トレンチの位置は、庭全体を見て位置決めします
縦穴も掘り排水管を入れ炭を散布します
炭は、匂い吸着作用や浄化作用・微生物を定着・保水効果・通気性を高くしミネラルも含みます
とても有効な改良資材ですのでシツラエでは必須アイテムです
排水管周りも炭をまきます
トレンチの穴は、現場から出たガラや大きな砂利や枝葉で埋め戻します
芝生を貼って完了です 元気に育つことを祈ります
1カ月半後調子を見にお伺いしたら、見事に活着し元気に成長していました^^
お施主様からも
今までが嘘のよう、水たまりも全く気にならない、これでお庭が楽しめる!
と言って頂きました
「植物の生態を理解し原因を取り除く」今後もこんな意識で取り組みたいと思います